9月1日(金)より、「海岸線の美術館 移動壁画展 安井鷹之介 作品展示 “IN THIS DAY AND AGE/現時代”」を開催いたします。
2022年から宮城県石巻(いしのまき)市雄勝町(おがつちょう)に開館した「海岸線の美術館」にて、壁画制作アーティストとして参加している安井鷹之介。
「海岸線の美術館」は、東日本大震災の津波被害後、沿岸を囲うように建てられた巨大な防潮堤に毎年壁画を描き、雄勝に新たな風景を生み出すというアートプロジェクトで、現在も進行中です。本展では、現地から動かすことのできない壁画の一部を複製・展示。多くの人にその大きさや魅力を体験してもらい、現地を訪れるきっかけになって欲しいという想いが込められています。
展示作品は、壁画制作にあたり数年間の現地リサーチを経て創作された、雄勝町にまつわる彫刻作品やペイティングを展示。新作のペイティングは、壁画を制作するプロセスをモチーフに描いた作品が並びます。また、震災時にレスキューされた家屋の屋根材に使われていた、雄勝産スレートを用いた作品もご覧いただけます。
なお、本展覧会は「仙台PARCO」「海岸線の美術館」「GALLERY A8T」の3カ所連動型の企画展となっています。当ギャラリーの展示では、「海岸線の美術館」壁画制作アーティスト・安井鷹之介の作品展示をメインとしており、仙台PARCOでは原寸大壁画レプリカとワークショップを通して、雄勝町や「海岸線の美術館」の魅力に触れられる企画を予定しています【仙台PARCO開催時期:9/15(金)~9/24(日)】。そして、「海岸線の美術館」では、新作の壁画を制作中の期間にあたる為、雄勝町を訪れタイミングが合えば、実際に壁画を制作している姿を目にすることができるかもしれません。
ギャラリーエイトで古典とコンテンポラリーが融合する革新的な安井鷹之介の作品を体感しながら、新しいアート文化を発信している「海岸線の美術館」を知り、そして実際に現地に足を運んでいただけるような機会になればと思います。
協力:MAHO KUBOTA GALLERY
「海岸線の美術館」とは
海岸線の美術館/SEAWALL MUSEUM OGATSU
宮城県石巻市雄勝町にある美術館。東日本大震災後、雄勝町の海岸線を囲うように建設された高さ最大10m、全長約3.5kmの防潮堤に壁画を描くアートプロジェクト。壁によって海の風景を見ることができなくなった海岸線に、地域住民や全国の支援者を巻き込みながら壁画をつくり、新しい風景を生み出すことで、人と防潮堤の新たな関係性を築きます。
場所:宮城県石巻市雄勝町上雄勝2丁目22
時間:野外美術館につき常時観覧可能
休館日:年中無休
入館料:無料
駐車場:みうら海産物店横空き地
●海岸線の美術館HP ●Instagram
クラウドファウンディング実施中
「海岸線の美術館」では、2023年10月31日まで壁画制作や美術館の運営資金を集めるためのクラウドファンディングを実施しています。リターンのひとつで、雄勝の風景を雄勝産のスレートに描いた作品は、本展で展示していますので、ご覧になりたい方はぜひお立ち寄りくださいませ。
●「海岸線の美術館」クラウドファンディングページ
安井鷹之介 Yasui Takanosuke
「海岸線の美術館 移動壁画展 安井鷹之介 作品展示 “IN THIS DAY AND AGE / 現時代”」会期情報
展示期間:2023年9月1日(金)〜10月24日(火)
時間:12:00〜19:00(最終受付18:00)
休廊日:日曜(会期初週の9/3開廊)・祝日、土曜不定休(9/16、10/7・21休廊)
※ほか都合により急遽休廊となる場合があります。その際は公式Instagramにてお知らせいたします。
来廊:事前予約制
※当日予約は電話にて受付。お気軽にお問い合わせください
料金:入場無料
場所:〒984-0015 宮城県仙台市若林区卸町2-5-7 ℡ 022-353-7677