2023年3月 木原幸志郎 個展「 檸檬色の夢 」

EXHIBITION

粘土や風船など自ら造形した立体に、多彩な塗料をかけて生まれる模様から
イメージを発想し作品を生み出す木原幸志郎(きはらこうしろう)。

ひとつのキャンバスの中に、「抽象」と「具像」、「瞬間」と「永遠」など
相反する要素が同居し複雑に絡み合い、その境界が曖昧となる魅力的な油彩画を制作しています。

近年、新進気鋭の若手現代アート作家として各界から注目を集め、
2023年2月に配信された岩井俊二監督の新作縦型ドラマ『檸檬色の夢』では、
主人公の美大生・イオが描く絵に作品が使用されました。

本展では、ドラマ内で使われた作品《檸檬色の夢》や《Rain》など8点を展示。
夢と現実が交錯するちょっと不思議な物語の余韻を、木原幸志郎の作品を通して
ご体感ください。

【『檸檬色の夢』関連リンク】
▼「檸檬色の夢」公式サイト
▼「檸檬色の夢」LINE公式アカウント
▼1話ティザー映像
▼メイキング・インタビュー映像

岩井俊二監督のショートドラマ『檸檬色の夢』のビジュアル

「今回の個展は、岩井俊二監督の新作縦型ドラマ『檸檬色の夢』の撮影に使用して頂いた
作品を展示している。展示している作品の一つは、岩井監督の作品と同じ《檸檬色の夢》
というタイトルをつけて頂いた。

《檸檬色の夢》というタイトルのついた自分の作品を見て、それが夢そのものを
具現化しているように思えた。

それは、私の制作が夢と同様に無意識が作り出した説明のつかないものであるが、
そこには確かなリアリティが存在しているからであろう。

一体何が描かれているのか、「現実」なのか「虚構」なのか、両者の間を往来していくうちに
次第に境界が曖昧になっていく。

そして、その感覚は決して言葉では表しきれない。それはまさに夢を見ている感覚に
よく似ているのではないだろうか。

私は、二項対立の間に横たわる言語化できない矛盾そのものを描きたい」−木原幸志郎

木原幸志郎

 木原幸志郎 / Kihara Koshiro


1997年 兵庫県生まれ
2022年 尾道市立大学大学院美術研究科美術専攻 修了

<主な展示>
2021年 Young Artists’ Show 2021/GALLERY A8T(仙台)
          TAGBOAT AWARD SERECTS/阪急メンズ東京タグボートギャラリー(東京)
          CORE part1/阪急メンズ東京タグボートギャラリー新スペース(東京)
          木原幸志郎・木原健志郎 二人展「Infinity Mirror」/GALLERY A8T(仙台)
2022年  AaP2022/ロイドワークスギャラリー(東京)
          ブレイク前夜展 2022/Artglorieux(東京)
          KUMA EXHIBITION 2022/ANB Tokyo(東京)
          アート解放区/福島ビル(東京)
          木原幸志郎 小品展/東京堂書店(東京)
          木原幸志郎・木原健志郎 二人展「Figure and Ground」/Artglorieux(東京)
2023年   ART NAGOYA 2023/名古屋観光ホテル(名古屋)
          NEW ART OF THE YOUNGER 2023/乙画廊(大阪)

< 助 成 >
2021年 公益財団法人クマ財団 第5期クリエイター奨学金
          一般社団法人村主現代芸術文化財団 若手芸術家助成制度

<受 賞>
2021年 The 16th TAGBOAT AWARD 審査員特別賞(徳光健治賞)
          Muni Art Award ファイナリスト

<メディア>
2021年 BSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」
2021年 月刊美術「ネクストブレイク40作家の新作66点」12月号掲載
2022年 月刊公募ガイド「青くて熱い」2月号掲載
2022年 月刊アートコレクターズ「完売作家2022」2月号掲載

木原幸志郎 個展「檸檬色の夢 」

展示期間:2023 3/11(土)~ 3/31(金)
時間:12:00~19:00(最終受付/入場18:00)
定休日:日・火曜(都合により急遽休廊となる場合があります。公式Instagramにてお知らせ)
    ※初週の3/12(日)は開廊
予約:事前予約制
   ※当日の電話予約も予約状況により対応可能な場合があります。お気軽にお問い合わせください。
料金:入場無料
会場:GALLERY A8T(ギャラリーエイト)
    仙台市若林区卸町2-5-7
    TEL   022-353-7677

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